公益財団法人 工作機械技術振興財団 について
当財団は、学術および科学技術の振興を目的として、株式会社牧野フライス製作所の創業者牧野常造氏らの寄付により、昭和54年(西暦1979年)7月17日通商産業(現経済産業)大臣の許可を得て設立された公益財団法人です。
平成24年(2012年)4月20日、内閣総理大臣から公益法人への移行認定を受け、公益財団法人工作機械技術振興財団となりました。
本財団は密接特民法人ではありません。
財団の目的
当財団は、工作機械の開発、生産、利用に関する基礎的、応用的な技術の開発に係る助成を通じて、工作機械の品質・性能の向上、生産および利用の改善や合理化にたずさわる研究者・技術者の養成に寄与することにより、機械産業の健全な発展に資し、もって国民経済の発展に寄与することを目的としています。
事業内容
当財団は、次のような助成事業を行っております。
表彰事業
工作機械技術に関連する論文の中から、新規性、独創性、産業への応用性などを勘案し、優秀な論文に対し、工作機械技術振興賞として2種の賞を贈り、これを表彰しています。
また、人材育成に優れた個人に対する表彰もあります。
試験研究助成事業
大学、試験研究機関の学者、研究者等のおこなう工作機械の技術に関する研究試験の促進をはかるため、工作機械の発展進歩に大きな貢献が期待できる試験研究に対して助成金を交付しております。また、その成果は試験研究報告書として工作機械技術関係者に配布しております。
特別試験研究助成
工作機械の開発、生産、利用等に関する技術の進歩につながる試験研究であって、斬新性、創造性に優れ、かつ、実用可能性、実用化の後の波及効果および社会的貢献度が特に大きいと見込まれる試験研究を助成しております。
国際会議支援事業
研究者・技術者の育成に寄与するため、工作機械技術に関する国際会議に関し、会議への参加、会議の開催のための支援を行います。
海外国際会議参加支援
研究者・技術者の育成に寄与するため、海外で開催される工作機械に関する国際会議に参加し、自らが行った研究・開発の成果を発表したいと希望する若手研究者に対して、会議参加費、渡航費などを支援します。