理事長ご挨拶

機械産業の発達は社会の発展に大きな貢献を果たしてきました。なかでも機械産業の一つである工作機械は「機械を作る機械」「母なる機械」すなわちマザーマシンと称され、多種多様な機械製品を作るためになくてはならない産業です。
ITや自動化の進展、そして近年提唱されているインダストリー5.0では、「持続可能性」や「環境配慮」が求められています。その推進には、AIを始めとしたソフトウェアとともに、「人と協働する」機械が無くてはなりません。工作機械の担うべき役割は、地味ではありますが、ますます重要になるものと思われます。
本団体は工作機械技術の高度化のため、新技術の研究開発プロジェクトを発掘、支援することにより、工作機械技術の向上と工作機械産業の発展に寄与することを目的として、1979年(昭和54年)7月に設立されました。
そして平成24年(2012年)には内閣総理大臣から公益法人への移行認定を受け、同年5月1日より公益財団法人工作機械技術振興財団となっています。本財団の活動が機械産業及び社会の健全な発展に寄与することを心から願い、今後とも皆様方の一層の理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

理事長 安達俊雄

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